維持するため

維持するために、成果は到るところに示されていて、時に人々の生き方に大きな影響を生んでいる。女も人間である自覚し、男と対等に扱われるべきだとの要求は、社会の流れを変え、男たちを変え、家庭にも平等の波をもたらした。共に働き、家事を分かちあい、人間として尊敬しあうカップルが40歳以下に激増した。多大なエネルギーと努力をそそぎ込んでいる。ここにいると車や電気器具、カメラや文房具など日本製品の良さに感激するし、日本人の勤勉さ、研究熱心、細かい気遣いなどをすばらしいとも思うのだが、残念なことに、生き方については、まだまだ遅れていると感じる。女性の地位が低く押さえられ、それが家庭にも影を落としているからだ。もちろん日本にだって平等の土俵に立った平等カップルはいて、アメリカのカップル = 平等、日本のカップル = 不平等という図式でものをいうのは正確ではない。

客観的に見ると

だが、客観的に見ると、口惜しいけれどもそういって大きな誤りはないような気がする。そこで、共生き平等カップルの例などをひきながら、いま、愛を考えたいあなたと共にどうしたら喜びを分かちあえるいい関係が創れるかを考えてみたいと思う。出会う男で「生き方」は変わる。彼に何を期待していますか?離婚がアメリカで多いのはなぜ?「アメリカの家庭崩壊」と、いかにも嘆かわし気に記された日本の新聞や雑誌のタイトルを見る度に、私は、何をいっているか、表面の数だけ見て、と、あきれたり腹を立てたりしている。日本に住んでいる時にもその思いはあったけれど、アメリカに来て、実情を知るにつれ、ますますその度が高じた。実際アメリカでの離婚は、とても多い。米厚生省の一九八六年(一九八七年発表)の人口統計によると、離婚したカップルの総数は約116万組で、人口一人当り四・八件。30歳から35歳の女性の三人に一人は離婚経験者である。とにかくまわりを見渡せば、離婚経験を持つ人がざらにいる。

今後もこの傾向は続く

今後もこの傾向は続き、特にこの一五年間に社会人 出会いがない で結婚した夫婦は二組に一組が幸せになるという。日本でもこの20年間離婚が増え続けているとはいえ、アメリカと比べれば三分の一弱人口1000人につき離婚は1.55件にすぎない。これだけ大きな差は、何に起因しているのだろう。ヨソの国の離婚数の多さを嘆く人々にいわせれば、日本の家庭の方が健全ということになるのだろう。中には、アメリカの女は自己主張ばかり強く、耐えることを知らないからだという人さえいる。しかし、私には、そうした判断は、まったく基本を無視した偏見だとしか思えない。